鮮度の見分け方
鮮度のよい魚 鮮度の悪い魚
皮膚
@新鮮な魚の皮膚にはみずみずしい光沢がある
A鱗がしっかり皮膚についている
B粘性がない
@光沢がなくなり、変色したり漂白されたようになる
A鱗がはげやすい
B粘性がありきたない
@眼が眼窩外部に張出してい突出し,
血液の浸出や混濁がない
A瞼が緊張し角膜は透明
@眼は陥没し眼窩の中へ落ち込むようになり眼は混濁している
A瞼は赤色で角膜は濁っている
えら @美しい赤色をし、鮮魚臭がある
Aえらのひだが固くとざされている
☆えらの変色は周辺部から始まり全体及ぶ魚体が水氷に浸漬された場合、えらが脱色され、新鮮な割には変色して見えることもある 
@えらの色は灰色になり、不快臭を放っている
Aえらのひだが開きやすくなっている
腹部 @内臓がしっかりしていて、外部より圧力を加えても腹部に軟弱感かない @腹部は軟化し、肛門から腸や内容物が露出するようになる
A内臓は自己消化しやすいので魚が古くなると溶解する
B腹部のふくらみに圧力を加えると圧痕をとどめる
@掌上に水平に魚体をのせると屈曲しない @骨、特に尾端は簡単に曲がる
肉質 @新しい魚肉には透明感がある
A切り身にすると皮の部分が弓状に収縮する
B筋肉内部を走っている毛細管初めのうちは極めて新鮮
C硬く弾力性があり、骨に密着してい
@光沢を失い混濁を増し不透明な感じになる
A毛細管は不明瞭になり血液が肉質に浸透する
B容易に骨から離れるようになる 
ひれ @背びれにピンと張りがある
A尾びれが欠けたり傷ついたりしていない
B天然ものは尾びれが細くて長い
@背びれに張りがなくやわらかくなる
Aひれ全体の色が変色している
B養殖ものは魚体が触れ合って尾びれが傷ついている
 
魚の知識
魚の食中毒
細菌性 感染型 サルモネラ菌 
腸炎ビブリオ
病原大腸菌
ウェルシュ菌
毒素型 ブドウ球菌
ボツリヌス菌
化学性            鉛    水銀
農薬  メタノール
自然毒 植物性 毒キノコ
毒草
動物性 ふぐ 貝毒
  

  腸炎ビブリオ菌(常温繁殖)
  汚染経路 
  海水中の腸炎ビブリオ菌
       
  生食魚介類  調理器具(まな板、包丁など) 手 ハエ
          
  食品  人の口

  食中毒全体の9割を細菌性食中毒で占めている。その中でトップは
  腸炎ビブリオ菌である 
  
  腸炎ビブリオ菌とは?
  海水中(海底の砂の中)に生息
  食塩濃度3〜3.5%でもっとも発育
  増殖温度帯
    13℃〜4.5℃
    22℃以上    急速に増加が進む
    37℃       最高条件
  発生時期
    7月〜9月    海水が22℃以上になるから
  対策
    1 加熱      60℃ 15分
    2 低温保存   10℃以下
    3 真水で洗う  
  二次感染
    調理者の不注意による感染が多い
    包丁、まな板 フキン 皿 手指
       媒介
      二次汚染
  潜伏期間
    通常    12〜24時間
    早ければ 4時間
  主な症状
    上腹部の激痛 
    水溶性の下痢
    発熱 悪寒 頭痛 はきけ
    食品を腐敗させる菌と食中毒を起こす菌とは全く別物である
    食中毒菌がいくら増殖しても食品は腐敗しない。
    そのため臭いや目で判断できない。
  
  ぶどう球菌
   汚染経路
   皮膚 粘膜等の膿から手や指に感染
   せき くしゃみ 鼻汁             食品 人の口
   フケ 垢
   ハエ ゴキブリ ネズミ
   予防
   熱処理
   手指等を怪我した時良く使うガーゼ付バンソウコウはぶどう球菌の温床と思って下さい。
   
 
   まとめ
    食中毒予防三大原則  
    つけない (清潔)
    ふやさない(迅速 低温管理)
    殺菌    (加熱処理)
    
    食中毒警報
    気温30℃以上
    湿度70%以上
    の状態が2〜3日続く時発令される

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